デビアスは、自社鉱山から採掘され、Tracrプラットフォームに登録される1.25カラット以上のすべてのダイヤモンド原石に対して原産国情報の提供を開始する。
2025年からこの取り組みは1カラット以上のダイヤモンドにも拡大され、G7の新たなダイヤモンド輸入規制に沿うとデビアスは発表した。
デビアスのCEOであるアル・クックは「初めてお客様にダイヤモンドの原産地を大規模に提供できるようになりました。私たちの目標は、デビアスが採掘したダイヤモンドのすべてについて、鉱山から最終的な加工に至るまでの過程とプラスの影響を追跡し、その全容を伝えることです。」と述べた。
今までTracrプラットフォーム上でデビアスの原産地は「DTC Origin」として統合されていた。これはダイヤモンド原石がボツワナ、カナダ、ナミビア、南アフリカのいずれかのデビアスの鉱山から採掘されたことを示しており、特定のどの鉱山から産出された原石なのかは特定できない。この方法は、複数の原産国からの原石を集約してサイズなどが類似した原石をまとめるデビアスの販売プロセスに関係していた。
今後新しいスキャン技術と高度な人工知能駆動の原石マッチングを使用し、各ダイヤモンド原石が採掘された国を特定し、透明性と追跡可能性を高めることができるという。
尚、1.25カラットの原石から研磨されるダイヤモンドはおよそ0.4カラット前後、1カラットの原石から研磨されたダイヤモンドは0.3カラット前後になる。(原石の形状などによって上下する)
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