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キンバリープロセス、紛争ダイヤモンド定義の改定議論が本格化か

キンバリー・プロセス(KP)プラナリーが見直しを議題に国際的なダイヤモンド原石流通を監督するKPの年次プラナリー会合がドバイにて開催され、紛争ダイヤモンド(コンフリクト・ダイヤモンド)の定義改定をめぐる議論があらためて前面に浮上した。会合で...
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ブルーダイヤモンド「メロン・ブルー」約39.4億で落札

クリスティーズの「マグニフィセント・ジュエルズ」セールにおいて、9.51カラットのファンシー・ヴィヴィッド・ブルーが2,560万ドルで落札された。1ドル=154円計算で約39億4千万円だ。落札されたのは、米国の著名収集家バニー・メロンが所有...
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終焉を迎える鉱山、甦る希少性 – リオティント最終テンダーが示す『時代の区切り』

リオティントが実施した最終ファンシーカラーダイヤモンド入札会「ビヨンド・レア・テンダー(Beyond Rare Tender)」は、まさに“ひとつの時代の終わり”を象徴するイベントであった。オーストラリアのアーガイル鉱山は2020年11月に...
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アフリカ発・ダイヤモンド産業の主導権争奪戦、デビアスを巡るボツワナとアンゴラの攻防

アフリカ南部に位置するボツワナとアンゴラがデビアスの所有権を巡って、激しい駆け引きを展開している。ボツワナは現在デビアスの15%を保有しており、同国は自国産ダイヤモンドの約70%を同社に供給してきた。一方、アンゴラは当初少数株取得に留まる意...
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ラボグロウン用語の再考-CIBJOが検討開始

国際的なジュエリー業界団体であるCIBJO(世界ジュエリー連盟)が、ラボグロウンダイヤモンドの呼称をめぐって再び議論を始めた。現在CIBJOでは、「ラボラトリー・グロウン」や「ラボラトリー・クリエイテッド」といった呼称を「シンセティック(合...
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WDC「ラボグロウンダイヤモンド“バブル崩壊”」と発言

世界ダイヤモンド評議会(World Diamond Council/以下WDC)の会長、フェリエル・ゼルーキは、先週ルアンダで開催されたアンゴラ国際鉱業会議(AIMC)2025で講演し、「ラボグロウンダイヤモンド(LGD)のバブルははじけた...
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ダイヤモンドを右眼に宿したジュエラー、スレーター・ジョーンズの物語

ヒューストンでジュエリーショップを経営する24歳のスレーター・ジョーンズは、右眼に2カラットの天然ダイヤモンドを埋め込んでいる。街を歩けば人々の視線を感じるが、彼自身は「とても快適で、時々自分でも忘れてしまう」と語る。彼にとってそれは奇抜な...
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中国、ダイヤモンド業界への税優遇を撤廃へ

天然市場への逆風と、ラボグロウン推進の思惑中国政府がダイヤモンド関連産業への税制優遇措置を撤廃する方針を固めた。これまで上海ダイヤモンド取引所(SDE)を通じて輸入される研磨済みダイヤモンドに対し適用されてきた付加価値税(VAT)の軽減措置...
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H&C信仰を超えて、「模様」と「輝き」のすれ違い

ダイヤモンドの品質を語る際、しばしば「ハート&キューピッド(H&C)」という言葉が登場する。カットの美しさ、対称性の高さ、そして何より「輝きの証」として称賛されるこの基準。しかし、業界の内実を正確に見れば、H&Cは絶対的に品質を保証する基準...
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デビアス、新戦略「デザートダイヤモンド」を始動

消費者インサイト基点に天然ダイヤの価値を再定義デビアスは先週金曜日、ニューヨークで大規模なイベントを開催し、数年ぶりとなる新たな指針(ビーコン)キャンペーン、「デザートダイヤモンド」を発表した。これは業界の都合ではなく、消費者が心の底で求め...
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ラボグロウンダイヤモンド市場、2032年に3倍規模へ – DMCCが成長を予測

ラボグロウンダイヤモンド(以下、LGD)の世界市場が2032年までに3倍に拡大する見通しだ。ドバイ・マルチ・コモディティーズ・センター(DMCC)が発表した最新調査によると、宝石品質および産業用途を含めたラボグロウンダイヤモンドの需要は、2...
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デビアス売却劇、ボツワナとアンゴラの国営戦略がジュエリー市場に秘める意味

2024年初頭、鉱業大手アングロ・アメリカンがその保有するデビアス社株式85%の売却を発表した際、苦境にあるダイヤモンドの巨人に買い手が現れるかは不透明であった。しかし現在、6つのコンソーシアム(企業連合)が関心を示していると報じられ、事態...
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リオ・ティント、”最後の”ファンシーカラーテンダー開催「Beyond Rare Tender」

世界的鉱山会社Rio Tintoは、同社にとって最後となるファンシーカラーダイヤモンドの入札会「Beyond Rare Tender」を開催すると発表した。2020年に閉山した伝説的なアーガイル鉱山のピンク、レッド、ヴァイオレットダイヤモン...
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CIBJO、方針転換へ 「ラボグロウン」を「合成」に統一提言

天然ダイヤ業界に配慮か、業界・消費者に混乱の懸念も世界ジュエリー連盟(CIBJO)が、非天然ダイヤモンドの呼称を「合成(synthetic)」に統一するよう求める方針を打ち出し、業界に大きな波紋を広げている。これは、これまで国際的に広く容認...
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米国関税がもたらす研磨ダイヤ価格の急変動、三度目のスパイクを記録

米国の関税政策が、研磨済みダイヤモンドの国際価格を繰り返し乱高下させている。直近では9月上旬に価格が急騰し、これは今年に入り3度目の関税を起因とする価格スパイクとなった。地政学的な緊張を背景とした米国の通商政策が、ダイヤモンド市場に直接的な...
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GIA、異なる起源を持つ「星形」インクルージョンを発見

グラファイトと水素、偶然の邂逅が示すダイヤモンドの神秘GIAは先日、別々に鑑定依頼された二つのダイヤモンド内部に、偶然にも類似した星形のインクルージョンを発見したと発表した。一方はグラファイト、もう一方は水素クラウドに起因するものであり、見...
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CIBJO、「ラボグロウン」呼称見直しを提起 – 問われる議論の方向性

世界ジュエリー連盟(CIBJO)が、「ラボグロウンダイヤモンド(Laboratory-Grown Diamond)」および「ラボクリエイテッドダイヤモンド(Laboratory-Created Diamond)」という呼称の見直しを検討して...
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高級アップルウォッチケースブランド〈GOLDEN CONCEPT(ゴールデンコンセプト)〉の人気コレクション『クラウンエディション』から、1.703ctのダイヤモンドを纏ったラグジュアリーモデルが登場

ゴールデンコンセプト日本公式サイトおよび、直営店舗にて販売を開始しました。スウェーデン発のラグジュアリーブランド「GOLDEN CONCEPT(ゴールデンコンセプト)」の人気Apple Watchケースコレクション『クラウンエディション』か...
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GIAに持ち込まれた偽造レーザー刻印ダイヤモンド

近年、ダイヤモンド取引市場の透明性向上が進む一方で、依然として悪質な偽装行為が報告されている。2024年秋号『Gems & Gemology』誌にはGIAドバイで発生した事例が紹介された。偽造インスクリプション、その手口の巧妙化今回、GIA...
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幻のブルーダイヤモンド「メロン・ブルー」、再びオークションへ

予想落札価格は最高45億円、11月にクリスティーズ・ジュネーブに出品世界で最も希少な宝石の一つである「メロン・ブルー」ダイヤモンドが、今年の11月11日にクリスティーズ主催のオークションに登場することが明らかになった。この9.51カラットの...