中古(二次流通)の、ロレックス・デイトナ等の希少性の高い高級時計の価格は、株式市場の不安定と暗号通貨の下落によって、2019年以来で初めての下落傾向を示している。
それらの現在の価格は、2022年のピークをはるかに下回る水準で二次流通市場で売買されているが、それでも元の小売価格の何倍にもなっている。
ブルームバーグによると、デイトナ116500LNブラックダイヤル(写真)は、2019年には(二次流通市場で)25,000ドルだったが、今年初めには44,500ドルで販売されていたという。 元の小売価格はわずか12,400ドルだ。
同様に、Patek Philippe Nautilus 5711Aは、10年のウェイティングリストがあるほど供給が不足しているため、現在、中古品は192,800ドルで販売されている。この価格は小売価格の35,000ドルをはるかに上回っているが、今年初めに販売されていた価格の237,700ドルを大幅に下回っている。
投資家は、今年初めに時計を不安定な株式市場からの安全な避難投資先と見なしていたが、これは現在は金利の上昇とインフレの急上昇によって抑止されている。
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