NDC(ナチュラルダイヤモンド評議会)は、消費者に知識を伝えることが天然ダイヤモンド販売促進のための鍵であることを調査により発見した事を受け、小売業者向けの教育プログラムの導入を進める。
NDCは、ラグジュアリー消費者調査会社であるCSXを通じてミステリーショッピング調査プログラムを実施し、販売員からの適切な教育を受けた場合、顧客の93%が天然ダイヤモンドジュエリーを購入する傾向があると先週発表した。
NDCは、2022年12月から2023年1月の期間、天然ダイヤモンド、ラボグロウンダイヤモンド、またはその両方を取扱う米国全土の116店舗で調査を実施した。CSXは、環境、商品計画、販売担当者との相互作用を分析し、これらの要因が天然ダイヤモンドジュエリーを購入したいという消費者の欲求にどのように作用したかを判断したという。
調査データによると、消費者の64%は、天然ダイヤモンドの店頭での商品プレゼンテーションがラボグロウンダイヤモンドと大きく異なると感じていなかった。また一方、接客の40%は、販売員が販売につながる十分な天然ダイヤモンドの説明を消費者に提供していなかった。小売店で天然ダイヤモンドの倫理的側面、原産地、トレーサビリティについての話を聞いたと答えたのは、回答した消費者のうちわずか6%だった。
「この調査結果は、消費者教育における販売員の役割が最も重要であることを示している。」とNDCマネージングディレクターのクリスティーナ・バックリー・ケイエルは述べた。「しかし、現時点でのその教育の内容は、特に天然ダイヤモンドの4Cを超えた部分の事実とストーリーテリングという点で、完全とは程遠い。」と説明した。
NDCの教育パートナープログラムは、オンラインモジュール、ソーシャルメディアアセット、付属資料などのツールを提供し、小売店とそのスタッフの天然ダイヤモンドの知識を高めるのに役立つ、NDCは説明している。プログラムは4月1日に開始予定だという。
「参加者は修了時に認定を受けます。最も重要なことは、説得力のある情報を自信を持って消費者に即座に提供するためのツールと効果的な情報を手に入れ、消費者の信頼と購入意欲を高めることです。」とバックリー・ケイエルは付け加えた。
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