ラグジュアリーブランドは中国市場の成長予測を3%に引き下げる

コロナのロックダウンが消費者の不安を継続させているため、ラグジュアリーブランドは中国市場での成長予測を18％から3％に引き下げた。

大手グローバルコンサルティング企業オリバー・ワイマンは、中国国内の高級消費財および高級品の小売売上高が500億ドルを超える顧客企業へのインタビューに基づいて調査結果を発表した。

「2020年と2021年のように、消費者の信頼がすぐに回復できるかどうかについては大きな疑問があります」と、オリバー・ワイマンのケネス・チョウは、中国のゼロコロナ政策による封鎖、失業率の急上昇（大都市では約7％）、雇用不安、消費者の不安を挙げて述べた。ほんの数ヶ月前には同じクライアント企業は中国市場に対して18%の成長を予測していたと言う。

中国の時計とジュエリー市場規模は世界最大であり、2020年には2位の米国が620億ドルであったのに対し、1,110億ドルとなっている。

人口2400万人を超える上海は、6月1日に2か月間のロックダウンを解除したが市民は新たな制限が再度課されることを恐れている。