「信州の名工」にシチズン時計マニュファクチャリングの社員が受賞

古林美里さんが、卓越技能者知事表彰(信州の名工)を受賞

シチズン時計の製造子会社であるシチズン時計マニュファクチャリング株式会社(本社:埼玉県所沢市、社長: 三輪 克弘)の社員が、長野県内の高度技能保有者を対象とした、令和6年度 卓越技能者知事表彰「信州の名工」を受賞しました。

古林 美里さん画像

1.受賞者
氏 名:古林 美里(ふるばやし みさと)
勤務地:シチズン時計マニュファクチャリング株式会社 飯田殿岡工場

作業風景画像

2.受賞理由
機械式腕時計の組立・調整の手作業の分野で、部品のそり修正、あがき調整など1/100mmレベルの修正ができる技能を有し、通常では日差±30秒以内に時間調整するが、日差±5秒以内に調整でき、機械式時計組立の第一人者として現場の組立を牽引している。
また、機械式時計ならではの審美性を兼ね備えた美しいムーブメントを組立てることができる。
技能継承に向け社内では後進技能者育成、地域を含めた県内外へも機械式腕時計の組立審査員として時計の評価を行うなど、時計業界全体の技能育成に尽力している。

3.受賞コメント
この度、長野県卓越技能者知事表彰「信州の名工」を受賞できましたことは、身に余る光栄であり、喜びに堪えません。技能・技術を追求する環境を整え支えて頂いた会社関係者、ご指導いただいた諸先輩方、同僚、家族、多くの方々のご支援の賜物であり厚く御礼申し上げます。
今後もより一層精進し、後進の育成にも一層力を注いでいく所存です。

4.プロフィール
入社以来、時計のムーブメント組立業務に従事し技能を高め、平成22年(2010年)長野県技能競技大会時計修理2級で1位(県知事賞)、平成27年(2015年)第28回時計技能競技全国大会(第一部門)で3位(全日本時計宝飾眼鏡小売協同組合理事長賞)など優れた技能が評価されている。現在は主に『The CITIZEN』『CAMPANOLA』といったプレミアムブランド製品の組立てを行っており、高精度と審美性を両立させた機械式時計ムーブメントCal.0200の主担当を担い、付加価値の高い製品を市場に送り出している。
長野県出身 45歳

(※)「信州の名工」とは、
卓越した技能を持ち、その分野で長野県下第一人者と目されている方を、知事が表彰するもの。技能者の技能向上意欲の増進、技能水準の向上および技能者の社会的評価の高揚を図ることを目的として実施されている。

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