セイコーグループ㈱は、1998年のデビュー以来、その圧倒的な歌唱力で日本を代表する実力派シンガーとして知られるだけでなく、アフリカの教育支援や被災地支援をはじめとした社会貢献活動にも精力的に携わっている歌手のMISIAさんを、セイコーグループアンバサダーに起用したことを10月23日付で発表した。
その背景には、本年3月に同社創業者・服部金太郎の波乱万丈の生涯を描いたテレビドラマにおいて主題歌を担当したのがMISIAだった。その主題歌「ゆびきりげんまん」は、世の中に“正確な時間を届ける”という強い信念を持って歩み続けた服部金太郎の姿から、MISIAさんが現代に通じるメッセージをその歌詞に込めて書き下ろした楽曲で、紡がれた言葉やその歌声に、多くの社員が心を打たれ、魅了された。
また、MISIAさんは歌手としての活動以外にも、東日本大震災や能登半島地震の被災地支援をはじめ、小児医療支援やアフリカにおける教育支援、貧困・マラリア撲滅活動など様々な社会貢献活動に精力的に取り組まれていることで知られている。同社も2011年の東日本大震災以来、東北3県と東京で継続して「“わ”で奏でる東日本応援コンサート」を開催し支援活動に取り組んでいるほか、「セイコーわくわく教室」「Seiko Summer Jazz Camp」をはじめ、子どもたちが“時”の大切さを学び、自ら考える力を“育む”ための次世代育成活動「時育」にも注力している。
MISIAさんとは、こうした社会貢献活動の面でも共感が得られたことから、同社のグループパーパス「革新へのあくなき挑戦で、人々と社会に信頼と感動をもたらし、世界中が笑顔であふれる未来を創ります」を体現するアンバサダーとして、このたびの起用に至った。
今後は、MISIAさんには、この就任を機に、楽曲「ゆびきりげんまん」のセイコー・スペシャルエディションを制作してもらった。この楽曲を使用した同社企業CFの制作を予定している。また、次世代育成活動である「時育」プログラムをはじめ、同社の社会貢献活動においても参加・協力してもらう予定としている。
MISIAさんは、「主題歌の制作にあたり服部金太郎さんやセイコーの歴史について深く学ぶ中で、人を大切にし、信頼関係を重んじるその精神に深く感銘を受けました。時計は「正しい時間を知らせる」という約束のもと、人々の人生を豊かにする手助けをしている存在ですが、セイコーの歴史がその精神を体現しているように感じたのです。そこから「どのように時間を過ごしていきたいかを自分自身で心に定め、時間を刻んでいく」といったメッセージが浮かび、主題歌「ゆびきりげんまん」の歌詞を書き上げました」とコメント。新たなバージョンの「ゆびきりげんまん」の制作については、「オリジナルとはまた違った時間の流れを感じさせる楽曲が出来上がりました。この曲を通じて、そして今後のアンバサダー活動を通して、セイコーの魅力をさらに多くの方々にお届けできたら幸いです」と述べた。
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