究極の彫金が生み出した蝶が優美に舞う、世界にひとつの腕時計「クレドール」

クレドールの「Art Piece Collection」より、彫金の研鑽を積んだ匠が生み出す、「胡蝶の夢」を表現した限定モデル1本が、8月19日に発売される。価格は49,500,000円。

2002年に卓越した技能者「現代の名工」を、2007年に黄綬褒章を受章した彫金師・照井清(てるい きよし)氏が、彫金技術「ムービングエングレービング(動く彫金)」を備える腕時計を実現、クレドールの歴史に新たな一ページを加えた。

 彫金を始めて27年、照井は常に自身の信念「他にない新しいものを創出する」に基づき、様々な彫金作品を世に送り出してきた。同作は中国の思想家・荘子の説話「胡蝶の夢」に着想を得て、「回転する円盤の上で羽ばたく蝶」を開発し、長年の照井の夢であった動く彫金を実現したモデルだ。

4時位置のりゅうずを回すことで、彫金を施した18Kイエローゴールド製の6匹の蝶が回転盤の上で優雅に羽ばたく。回転盤は彫金を施した18Kホワイトゴールド製、インデックスの役割を果たす12・4・8時の透かし彫金を施した唐草は18Kイエローゴールド製。外側の3匹の蝶は羽ばたきながら唐草の下をくぐる。

裏面から覗き見えるムーブメントにも、たおやかに咲く藤の花を繊細に彫金。風に揺れる藤の間に白蝶貝と黒蝶貝の蝶2匹を象嵌することで、夢のような世界を表現している。

 同作における蝶の駆動部分の組立は照井自身が行い、ムーブメントの組立を含むアッセンブルを現代の名工・平賀 聡(ひらが さとし)氏が担当している。彫金を動かすための部品点数は70を超え、蝶をスムーズに駆動させるには個々の部品に微細な調整が必要。照井・平賀両氏の秀でた技術なくして、この作品を実現させることはできなかった。2人の名工により、極められた技と精緻な美しさが息づく世界に1本のエレガントウオッチが誕生した。

「クレドール」 は、日本人の感性と精緻を極めた技術により、豊かな個性を持つ高級ドレスウオッチのブランドとして1974年に誕生。フランス語で「黄金の頂き(CRÊTE D’ OR)」を意味するその名前に相応しく、ムーブメントから細かな部品のひとつひとつに至るまで、厳選された素材に名工の技術を注ぎ込み、その美しさと品質を守り続けている。

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