インドから英国への宝飾品輸出が倍増の見込み―画期的な貿易協定

New Delhi, Jul 23 (ANI): Prime Minister Narendra Modi speaks on the Union Budget 2024, in New Delhi on Tuesday. (ANI Photo)

インドと英国の間で画期的な貿易協定が締結され、インドから英国への輸入品の99%にかかる関税が撤廃されることが決まった。この協定により、インドの宝飾品業界には大きな利益がもたらされることが期待されている。

この結果、宝石やジュエリーの輸出は今後2年間で2倍以上に増加すると予測されており、2024年の9億4100万ドルから2026年には25億ドルに達する見込みだ。

英国のキア・スターマー首相とインドのナレンドラ・モディ首相は、3年以上にわたる交渉を経て、5月6日に歴史的なインド・英国自由貿易協定(FTA)を締結したことを発表した。

このFTAは、英国が2020年1月に欧州連合(EU)を離脱(ブレグジット)して以来、いずれの国にとっても最も重要で経済的に意義のある二国間貿易協定であると、両国政府は述べている。

この協定により、インドから英国への輸出の99%にかかる関税が撤廃され、また英国からインドへの輸出の90%にかかる関税が引き下げられる。

これにより、インドのダイヤモンドやジュエリー製品は英国市場において競争力を持ち、インドと英国のジュエリー業界間でさらに深い協力関係が築かれる機会が生まれることとなる。

現在、インドから米国への宝石とジュエリーの輸出は年間約100億ドルにのぼり、これは英国向けの10倍以上となっているが、米国が26%の関税を導入する可能性があり、これによりインドと米国の貿易は脅威にさらされる可能性がある。

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