プリモがラザールダイヤモンドの独占販売権を取得

LKJは独占供給権を維持し、ともに国内の販売拡大へ

ブライダルジュエリーの企画・販売会社のプリモグローバルホールディングス㈱(東京都中央区、澤野直樹社長)の日本事業を運営するプリモ・ジャパン㈱(PJ=藤江秀一社長)は、「LAZARE DIAMOND®」の世界的なブランドホルダーであるラザール・キャプラン・インターナショナル(LKI=ニューヨーク市)およびLKI社の日本支社であるラザール・キャプラン・ジャパン(LKJ=東京都台東区、明智正一代表)より、日本における「LAZARE DIAMOND®」の商標権および関連する権利を取得することを合意。これによりPJ社が日本におけるラザール ダイヤモンドの独占販売権を取得し、LKI社およびLKJ社は、PJ社へのラザール ダイヤモンドルースの独占供給権を維持しながら、製品の品質と日本におけるラザール ダイヤモンドの販売拡大へのコミットメントを継続していくと発表した。

 「LAZARE DIAMOND®」は、“The World’s Most Beautiful Diamond®”と謳う世界で最も著名なダイヤモンドブランドの一つ。その品質、美しさ、輝きは世界的に愛されている。また、ラザール ダイヤモンドのジュエリーはすべて、ダイヤモンドそのもののユニークな特徴を際立たせるよう、慎重にデザインされ製作されている。

 LKJ社は、PJ社のラザール ダイヤモンド ブティックにダイヤモンドを独占的に供給してきたほか、ラザール ダイヤモンド製品を25年にわたり日本全国の独立系小売店や百貨店に卸してきた。

 片やPJ社は、日本初の「ラザールダイヤモンド ブティック銀座本店」を2003年6月にオープンし、以来20年にわたりラザール ダイヤモンドの高品質で洗練されたデザインのジュエリーを販売し続け、現在ではブティックを日本国内に15店舗展開している。

 両社は20年にわたる協力関係の中で、「信頼」、「尊敬」、そして「品質」に対する共通のコミットメントの上に関係を築き、共に成長する日本市場に高品質のダイヤモンド製品を供給してきた。その結果、日本におけるラザール ダイヤモンドブランドの知的財産の譲渡と独占販売に関する契約を締結するに至った。そして、この契約は縮小ではなく、将来の成長への道を確実にするものだとしている。

 今後は、約半年間を移行期間とし、ブランドサイト、マーケティング、商品、物流等のシステムの移管・統合を進める。また、既存の百貨店や独立系小売店が、今後さらに多くのラザール ダイヤモンド製品を取り扱えるような体制を整えていく予定としている。PJ社は、マーケティングの効率化とラザール ダイヤモンドブランドの認知度向上に加え、ラザール ダイヤモンドの国内における販路を拡大していく予定だ。

 現在、プリモグローバルホールディングス社は、日本及びアジア諸国で133店舗のブライダルジュエリー専門店を展開。2007年の台湾への進出以降、2012年に香港、2016年に中国本土と出店エリアを拡大し、2022年11月には東南アジアでの旗艦店となるシンガポール1号店をオープン。2023年8月期末時点での海外売上比率は5割に迫っている。今後も成長著しいアジア各地域で継続的な海外出店を行うことにより、「日本基準の高い商品品質」はもちろん、「きめ細やかなサービス・おもてなし」を通じた、「一生の記念となるお買い物」を、海外の顧客にも広く提供していく。

 現在、上海をベースに活動している澤野社長は「国内のブライダル市場はレッドオーシャン。少子高齢化でシュリンクしていくことは間違いないが、一般ジュエリーやラグジュアリーゾーンの需要は今後もコロナ明け、円安ブームでの拡大が見込めます。10万円代~50万円の一般ジュエリーとそれ以上のラグジュアリーセグメントでは、全国にある独立系小売店と百貨店サロンでラザール ダイヤモンドブランドを活用することで成長を目指します。ブライダルセグメントは微増かもしれませんが、プリモグループが25年間蓄積してきたリテールノウハウの強みを活かせると思います。今後はブティックと独立系小売店でバラバラだったラザール ダイヤモンドの広告戦略を一本化し、同一プラットフォームで展開していきます。私の役目は独立系小売店の皆さんとパートナーシップを組み、その業績に貢献することで、未来のマーケットユーザーにリーチしていく考えです。そのために日本にベースを戻す予定の来年春先以降には、1軒1軒訪問して私の考えを直接伝えて行きたいと思います」と話している。

公式TOP  https://primoghd.co.jp/ja/index.html

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