能登半島地震の継続的な支援に向け、ジュエリーデザイナー梶光夫氏とマンガ家永井豪氏がコラボ作品を発表

ジュエリーアーティスト梶光夫氏と石川県輪島市出身のマンガ家永井豪氏が能登半島地震支援作品としてコラボレーションした作品「デビルマン宝飾輪島塗パネル」5月9日に発表した。

 同作品は、永井氏の不朽の名作「デビルマン」が描かれた希少な輪島塗パネルに、梶氏が宝石を施した貴重なコラボレーション作品となる。

 デビルマンの目には大きなエリオピアパール、眉には石川県の木「あて」(能登ヒバ)をイメージしたゴールドパーツとダイヤモンド、手には放射状にデザインされたゴールドパーツの中央にレインボーガーネットなど80個の宝石がセットされた世界でひとつの作品となっている。

 更に、梶氏はフランスの伝統芸術と日本の伝統芸術を融合させた「ジャポネスクエマーユジュエリー」を能登半島地震支援作品として発表し、どちらの作品も売上は義援金として輪島市に寄付される。

 また、両作品の販売には㈱ナガホリ(長堀慶太社長)が支援しており、6月8・9日に帝国ホテルで開催される日本最大級の宝飾展「創美展」にて初披露され、創美展のクローズアップデザイナーに梶光夫・武史氏が選ばれていることもあり、今年度においてはナガホリ主催の宝飾展のみで販売されることとなっている。また、会場ではロボットの金字塔マジンガーZの輪島塗パネルに宝石を施した「マジンガーZ宝飾輪島塗パネル」も発表される。

左)永井豪氏 右)梶光夫氏

 梶氏は「前回のウクライナ支援を継続しようと考えていたところ、永井さんと旅で出会い、その後輪島市にある永井豪記念館が被災したことをニュースで見て連絡したところ、コラボ作品のアイデアが沸いた」と説明。

 永井氏は「素晴らしい提案で嬉しかった。この作品が能登半島地震支援の継続に繋がるシンボル的存在になってほしい」と願った。

左から) 梶武史氏、永井豪氏、梶光夫氏

 長堀社長は「ジュエリー業界としてどのように支援ができるかを考えていたところ、こういった企画を進められることになった。これを皆様にご理解いただき意義のある創美展にしていきたい」と語った。  記者会見後も、次は輪島の職人も入れた支援ができるかもしれないと3人とも意欲的に会話を楽しんでいた。

永井豪氏と談笑する長堀慶太氏

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