シンガポールを拠点とするラボグロウンダイヤモンド生産者である”IIa Technologies”(IIa)は、デビアス傘下の”Element Six Technologies”(エレメントシックス)との長期にわたる特許係争に勝利した。
シンガポールの控訴裁判所は、ラボグロウンダイヤモンドの生産に関するエレメントシックスの技術的な特許は十分に明確ではなく、したがって執行不能であるとの判決を下した。
特許を侵害しているかどうかを判断することは熟練した専門家でも不可能であり、「この合成ダイヤモンドを製造するための特許は、十分に明確かつ完全ではない。」と結論付けた。
英国に拠点を置くエレメントシックスは、2016年にIIaを相手取り2つの特許を侵害したとして提訴していた。
2020年 2 月、高等裁判所はElement Sixの特許のうち1つが無効であると判決を下したが、2つ目の特許は有効でありIIaによって侵害されていると結論づけた。しかし新しい判決では2番目の特許も無効であるとして結論づけられた。
IIaの広報担当プリヤンカ・ジョシはLinkedInの投稿で、同社が「CVD技術を使用してラボグロウンダイヤモンドを製造するための独自の企業秘密プロセスを商品化する権利を擁護し、成功した。」と投稿している。
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