シャネルが時計ブランドMB&Fに投資

シャネルは、デザインが特殊でユニークなことで知られるスイスの高級腕時計ブランド「MB&F」の株式25%を取得した。

MB&Fのクリエイティブディレクター兼CEO、マキシミリアン・ブッサーは引き続き過半数を持つ株主であり、株式の60%を保有している(以前の80%から減少)。研究開発および生産責任者のセルジュ・クリクノフは現在、株式を15%保有している。ブッサーとクリクノフは、マーケティング責任者のカリス・ヤディガログルー、セールス責任者のティボー・ヴェルドンクトとともに、引き続き同社を経営する。

シャネル買収​​の金銭的条件は明らかにされていない。

ブッサー(57歳)はブルームバーグに対し、この投資は「同社が我々よりも長く存続することを保証する」と語った。この取引によりシャネルは、2023年に5,300万ドルの収益を記録したこの時計メーカーの株式の今後の売却について優先購入権を得ることになる。

「成長へのプレッシャーを受けずに独立路線を追求できるだけでなく、シャネルによる投資は、必要に応じてシャネルのより広範なエコシステムと専門サプライヤーのネットワークにアクセスできるようにすることで、当社の事業を強化するものになります。」とブッサーは声明で述べた。

同氏はハリー・ウィンストンのレアタイムピース担当ディレクター、ジャガー・ルクルトのマーケティングディレクターを務めた後、2005年にマキシミリアン・ブッサー&フレンズ(Maximilian Büsser & Friends)の略称であるMB&Fを設立した。

シャネルが時計ブランドに投資するのは今回が初めてではない。2011年にはロマン・ゴティエ、2018年にはF.P.ジュルヌの少数株を取得した。両ブランドとも独立経営のままだ。シャネルは、最近破産管財人による管理下に入ったパリを拠点とするラボグロウンダイヤモンド生産業者、ディアム・コンセプトにも出資している。

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