2021年にラボグロウンダイヤモンドジュエリーの販売を開始したパンドラは、ラボグロウンダイヤモンドとキュービックジルコニアを使用した婚約指輪の販売をオンラインでスタートした。
デンマークを拠点とするジュエリー企業であるパンドラのこの婚約指輪販売サイトは、Google検索などによってアクセスできる(pandora engagement ring 等)。一方、パンドラのホームページやラボグロウンダイヤモンドのページからはリンクが設定されていないようだ。パンドラはファッションジュエリーブランドとして今まで婚約指輪やブライダルジュエリーは展開しておらず、同社CEOであるアレクサンダー・ラシックは2022年に、この分野が「混雑している」と語っていた。
同社広報担当の ヨハン・メルキオールは次のように語った。「当社は戦略を変えていません。当社はブライダル市場を特にターゲットにしているわけではありませんが、当社の顧客の中にはブライダル目的で当社のジュエリーを購入している人がいることを知っています。彼らはオンラインや店頭でブライダルに関連する用語や製品を検索するので、当社は時々その言葉を使って彼らを案内しています。」
業界アナリストのポール・ジムニスキーは、パンドラが婚約指輪の販売に興味を持つようになったとしても驚くことではないと言う。
「最近は、ラボグロウンダイヤモンドを扱うほぼすべての小売業者が、それをブライダル用として販売しています。」とジムニスキーは言う。「『婚約指輪』という言葉が、かつてないほど自由に使われるようになったのです。」と説明した。
同サイトで販売されている商品は、安いもので60ドル(シルバー + キュービックジルコニア)、高いもので3,950ドル(14Kゴールド + 2ct ラボグロウンダイヤモンド G-J VS+)となっている。
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