パンドラは北米市場でラボグロウンダイヤモンドの販売を開始

ジュエリー大手企業であるパンドラ(PANDORA)は、英国でのトライアルの後、今月後半に北米でのラボグロウンダイヤモンドジュエリーの販売を開始すると今週火曜日に発表した。

このコレクションは8月25日から米国とカナダの269の実店舗、およびオンラインで販売が開始されると同社は述べている。価格は300ドルからのスタートで、ダイヤモンドのサイズは0.15ct〜1ctの範囲になるという。このラボグロウンダイヤモンドのコレクションは、33点の商品で構成されている。リング、バングル、ネックレス、イヤリングが含まれており、それぞれがスターリングシルバー、14Kイエローゴールド、14Kホワイトゴールドの金属にVS+のラボグロウンダイヤモンドをセッティングしている。

また、環境への影響をさらに低減させるために、シルバーとゴールドは100%リサイクルを使用するという。パンドラは2025年までに全ての製品をリサイクルシルバー、リサイクルゴールドにすると発表している。

この方向性に関して、パンドラのCEOであるアレクサンダー・ラシックは「ジュエリー市場を民主化するという私たちの使命の、もう一つの重要なマイルストーンです」と述べた。

パンドラは昨年、ラボグロウンダイヤモンド市場への参入を発表、”パンドラ・ブリリアンス”を立ち上げ英国でテストしていた。また、今後天然ダイヤモンドは使用しないとの声明も出しているが、パンドラではダイヤモンドを使用したジュエリーは元々多くない。米国の発売に合わせて、コレクションを#ダイヤモンド・バイ・パンドラ”としてリブランドしている。

パンドラの収益の75%は現在、パンドラ・モーメンツ コレクションのチャームが占めているが、「ダイヤモンド・バイ・パンドラは漸進的な収益成長を促進する一つの機会であり、将来的にパンドラにとって新しい意味のあるプラットフォームになる可能性があります。」と経営陣は述べている。

パンドラの最近の収益は、米国とヨーロッパの成長が中国の低迷をカバーしており、第2四半期には前年同期比10%増加、56.6億デンマーククローナ(7.71億ドル – 1,000億円)に増加したと同グループは発表している。

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