Sarineはダイヤモンドメーカー向けにe-Grading™を展開、社内グレードを実現

イスラエルを拠点とするダイヤモンドテクノロジー企業、Sarine Technologies Ltd. (以下Sarine)は、人工知能によるダイヤモンド自動鑑定システム『e-Grading™』をダイヤモンドサプライチェーンの中流に位置するダイヤモンドメーカー(研磨業者)向けに展開する。これによって、ダイヤモンドの研磨プロセスが完了すると同時に、工場内で客観的で正確で一貫性を持つダイヤモンドの自動グレーディングを可能にする。このe-Grading™の展開にあたり、Sarineはより正確で一貫したグレーディングを実現させるために、第二世代の人工知能グレーディングテクノロジーを搭載したSarine Clarity-Ⅱ™とアップデートされたSarine Color™を発表した。

Sarine Clarity-Ⅱ™はクラリティの自動鑑定システムで、VVSからIまでの全クラリティ範囲にわたってグレードを提供する。更に、この第2世代のグレーディングテクノロジーは従来の4C鑑定を超え、ダイヤモンド評価の範囲を拡張する。Sarine Clarity-Ⅱ™は、Black in Table(BIT)、Black in Crown(BIC)など、商業的に利用可能なソートパラメータを評価する機能を備える。また、高度な機能を持つカラー鑑定システムであるSarine Color™は、蛍光性や色味(ティント)を評価することが可能で、カラーグレードの追加情報を提供する。

Sarine e-Grading™は現在、関心の高いダイヤモンドメーカーの数を増やし、導入を展開しており、また幾つかのインドの大手ダイヤモンドメーカーでの事前テストに成功しているという。効率的なバリューチェーンの作成、コストの削減、メーカーや小売業者のマージンの増加に重点を置いて、Sarineはダイヤモンド業界を再構築するとしている。

SarineのCEOであるデイヴィッド・ブロックは「Sarineは、革新的な技術ベースのシステム開発と、ダイヤモンド業界のバリューチェーンへの統合において30年以上の経験を持ち、劇的に大きなアドバンテージがあります。AIグレーディングのリリースから5年間で、我々はバリューチェーンの中で、製造、選別、卸売、小売仕入部門などの多様なニーズを満たすために、鑑定機関だけではなく、様々な環境の現場で需要を満たし、その需要を上回るAIベースのシステム開発のための豊富な知識を得ました。まず最初は、ダイヤモンドメーカーへのe-Grading™の導入により、SarieはAIベースのグレーディングを製造現場にもたらします。様々な利点を提供し、より効率的で時間的に短縮され、費用対効果の高いサプライチェーンを実現します。」と述べている。

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