米マスターカードの小売市場調査部門であるMastercard SpendingPulseは、2022年4月のアメリカ市場のジュエリー販売は前年比33.3%増加したと発表した。(2021年4月と2022年4月の比較)
これはマスターカードが2022年3月に発表した前年比11.9%の約3倍になる。
また、コロナ禍以前の2019年4月と2022年4月の販売を比較では+51.8%ととなっており、パンデミックにより米国でジュエリー市場が大きく拡大したことを裏付けている。
注目すべき点としては、小売市場全体(自動車を除く)での2021年4月と2022年4月の販売増加率は+7.2%、ジュエリー以外のラグジュアリー商品の増加率でも+26.0%であったことを考えると、ジェエリーの売上がいかに好調か理解できる。
一方、小売市場全体で(同期間対比での)Eコマース市場は-1.8%、対する実店舗での購入は+10.0%となっており、この結果は「(コロナ禍が落ち着き)消費者の外出したいという需要を反映している」とマスターカードは説明している。
一方でコロナ禍以前の2019年4月と2020年4月のEコマースの販売増加率は+92.0%となっており、コロナ禍においてネットショッピングがいかに普及、拡大したかを裏付けている。
Mastercard SpendingPulseはカード決済だけでなく、現金や小切手などさまざまな決済情報をもとにした定期的な小売市場データを提供している。
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