GIAはデジタル形式(ペーパーレス)ドシエレポートを発行開始

GIAは、2025年までに完全ペーパーレス化を達成するという誓約に従い、初のデジタル形式のみのドシエ レポートを発行した。

第一号となったのはイスラエルのGIAによるものだ。イスラエルのラマトガンにあるGIAラボは、1月2日(月)に初となるデジタル形式のドシエレポートを発行したと、翌1月3日に発表した。

ドシエレポートは、DからZカラー、0.15~1.99ctsのルースダイヤモンドに適用される簡易グレーディングレポートで、1998年にこのサービスが導入されて以来3,300万以上のプリントレポートが発行された「世界で最も広く利用可能なダイヤモンドグレーディングレポート」だとGIAは説明している。

「この導入開始により、GIAの全てのラボレポートが、最新のデジタル形式に変換を開始します」と、GIAのエグゼクティブバイスプレジデント兼チーフラボ、およびリサーチオフィサーであるトム・モーゼスは述べている。「この重要な変更は、データセキュリティを向上させ、サプライチェーン全体の効率性を向上させるとともに、紙媒体への依存が軽減されます。」と同氏は付け加えた。

GIAは昨年6月に、紙の物理的なレポートからデジタル形式への移行を発表し、この戦略により炭素ガス排出量と紙資源の使用量が削減され、セキュリティと利便性が確保されると述べている。2023年1月より前に発行された、紙ベースのドシエレポートは引き続き有効であるとGIAは指摘している。

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