CVDラボグロウンダイヤモンドの最大記録更新 – エメラルドカット 30.18cts

2022年6月9日、IGIは現時点で世界最大となる30.18ctsのCVDラボグロウンダイヤモンドを検査したと発表した。「プライド・オブ・インディア(Pride of India)」と名付けられたこのエメラルドカットのCVDラボグロウンダイヤモンドはEthereal Green Diamond LLPによって生産され、2022年6月10日から13日までJCKラスベガスショーに展示される。

生産者であるEthereal Green Diamond LLPは、大粒で高品質のラボグロウンダイヤモンドの世界大手生産者を目指し、ラボグロウンダイヤモンドのカテゴリーにチャンスを見出してきた。「倫理的に生産され、そして長く使える商品を選ぶことは、地球と社会のためにあなたができる最高の選択肢の一つです。」とEthereal Green Diamond LLPのマネージングディレクターであるHirav Anil Viraniは言う。

CVD(化学気相蒸着)プロセスを使用して栽培されたこの「プライド・オブ・インディア」は、Hカラー、VS2クラリティとしてグレーディングされた。このダイヤモンドはタイプIIaであり、原石の成長には約4週間かかっているという。Viraniはまだこのようなダイヤモンド生産で記録更新を計画しているといい、「IGIは最大のダイヤモンド鑑定組織で世界中に研究所があり、素晴らしい顧客主体のチーム、最高の技術と設備を持っています。IGIでダイヤモンドを検査することにより、信頼と自信が得られます。」と語っている。

IGIインドのマネージングディレクターであるTehmasp Printerは、ダイヤモンド、宝石、ジュエリー業界における分析、透明性、情報開示の重要性について「エンドユーザーの利益を保護するための方法と技術の開発における絶え間ない研究は、IGIの最優先事項です。私たちのチームは、そのような壮大な作品が正確に評価されることを保証する方法を継続的に探しています。」とコメントした。

IGIは2021年8月に、当時最大のCVDラボグロウンダイヤモンドであったEthereal Green Diamond LLP製の14.6cts「Freedom of India」を検査している。

CVDラボグロウンダイヤモンドの最大記録は今年の5月25日にGleenlabが27.27ctsを記録したばかりだが、僅か1ヶ月未満で更新されたことになる。

世界のラボグロウンダイヤモンドの市場規模は2020年に193億ドルと評価されており、2030年までに499億ドルに達すると予測されている。また2021年から2030年までの年間平均成長率は9.4%と予測される。CVDは2020年にラボグロウンダイヤモンドの市場シェアでリードし、今後の期間を通じて優位性が維持されると見られている。

プライド・オブ・インディアは、JCKショーのブース番号8135に出展される。

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