カナダのスター・オリオン・サウスダイヤモンド鉱山は、合弁パートナーであるリオ・ティント・エクスプロレーション カナダとスター・ダイヤモンド コーポレーションの間での意見の不一致を理由に、今年の終わりにケアとメンテナンスを実行する。
リオ・ティントは声明の中で、このプロジェクトから完全に撤退する可能性があると警告しており、スター・ダイヤモンドは失意を明らかにしている。
スター・オリオン・サウスダイヤモンド鉱山での条件をめぐり、双方は法的な争いに発展している。スター・ダイヤモンドは、リオ・ティントを「悪意のある略奪的行為」と非難し、探査コストの大幅な過剰支出に加え、採掘サンプリングの結果を共有しなかったと述べた。
また別の点として、サスカチュワン州フォートデラコーネにあるプロジェクトファルコンサイトでのダイヤモンド採掘の損害についてもリオ・ティントを非難している。
両社は昨年12月に、60対40の分配をリオ・ティントにより有利な75対25へ再交渉していた。
リオ・ティントは、「既存義務の履行を条件とし、2022年中のケアとメンテナンスに必要な額を超えてプロジェクトに追加の資本を投入するつもりはない。」と述べた。また、「プロジェクト終了の可能性を含め、プロジェクトに関する代替案の短期的なレビューを実施する予定だ。」とも述べている。
2018年、オリオン・サウス・キンバーライトに関する予備的経済評価では、38年間で6600万ctsのダイヤモンドが露天掘りにより回収できると推定されている。
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