世界ダイヤモンド取引所連盟(WFDB)は、ロシアダイヤモンドに対する制裁の方法として、全てのG7加盟国向けのダイヤモンドに対してアントワープを唯一のエントリーポイントとする「ベルギープラン」に意を唱えている。
ロシア産のダイヤモンドに対する最新の制裁(1ct以上対象、カット研磨地域問わず)は3月1日に実施される予定だが、その運営方法の詳細はまだ公開されていない。
世界の27のダイヤモンド取引所会場を代表するWFDBは、ダイヤモンドの検証のためにアントワープのエントリーポイントを使用することがハイコストで時間がかかることを懸念している。
WFCBは、ムンバイ、イスラエル、ドバイ、アフリカのダイヤモンド生産国など、複数のエントリーポイントを提唱している。
「私たちの最善の努力にもかかわらず、G7はアフリカ諸国やその他のロシア以外の生産国からのダイヤモンド原石の流れに害を及ぼすシステムを実装することを決意しているようだ。」と、WFDBのヨラム・ドヴァシュ会長は述べた。
「提案されたG7のソリューションは、業界が多くの課題に直面している時期に、メーカーやトレーダーのコストを大幅に増加させ、ロシア以外の天然ダイヤモンドをより高価にし、競争力を低下させるでしょう。しかし、私たちはあきらめていません。私たちは、業界のニーズが考慮されることを期待して、G7チームに提示する、うまくいけば業界を統一する提案に引き続き取り組んでいます。」と述べた。
ドヴァシュは、業界とG7技術チームの間で会議が開催されたが、WFDBが提案した解決策には耳を貸されなかったと説明した。
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