GIAは刻印不正チェックを全てのラボで提供

GIAは、「クローンダイヤモンド」詐欺(別の天然ダイヤモンドのGIA刻印をラボグロウンダイヤモンドに入れて天然ダイヤモンドと偽る詐欺)への対抗を目的とした新しい検証サービスをすべての拠点に拡大したと発表した。

天然ダイヤモンドとして再鑑定のために提出されているラボグロウンダイヤモンドを特定するためのレポート検証サービスが先月ニューヨークのGIAで開始された。

GIAによると、この検証サービスは現在すべての拠点で行うことができ、持ち込みまたは配送での依頼が可能だ。ルースダイヤモンドを最短15分で検査、返却し、初回料金は無料だという。

このサービスは、ガードル刻印の有無に関わらずGIA鑑定付きの全てのダイヤモンドに対して適用される。オリジナルのGIA鑑定書は検査の助けになるが、必須ではない。

ラボグロウンダイヤモンドが不正に再鑑定のために提出されるケースが最近増加傾向にあると幾つかのラボで報告されている。これは既にグレーディングされ、GIA鑑定番号が刻印された天然ダイヤモンドに似せてカットされたラボグロウンダイヤモンドで、GIAのレーザー刻印を偽造して入れてあるものもあったという。

「この詐欺と闘うことは、消費者を保護し、宝石やジュエリーに対する信頼を確保するために極めて重要です。これがGIAの使命です」とGIAのCEO、スーザン・ジャックは述べた。

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