プレミア価格のブランドダイヤモンドの需要が増加 – デビアス

デビアスの最新のダイヤモンド・インサイト・レポートによると、消費者は原産地が証明された信頼できる商品を求めており、ブランドジュエリーに注目しているという。

環境問題に対する関心の高まり、社会的運動、ロシアとウクライナの戦争により、原産地とサスティナビリティへの消費者の関心が高まり続けている。信頼できるブランドダイヤモンドの需要が増加しており、ノンブランドのアイテムよりも高い付加価値を提供している。

デビアスは今年実施した米国での消費者調査を引用し、2021年のダイヤモンドジュエリーの購入の2/3がブランド化されたものであり、2015年と比較し2倍の割合になったと述べている。また中国では2020年の購入の約85%がブランド化されているものだとデビアスは付け加えた。

さらに、ノンブランドのダイヤモンドジュエリーの平均単価が2,525ドルであったのに対し、ブランドダイヤモンドジュエリーの平均単価は3,477ドルだったと報告している。

「ブランドがプレミアム価値を持っていることは間違いない。」と、デビアスの戦略分析とインサイト担当責任者であるエスター・オーバーベックはラパポートに対して語った。

Z世代がこのトレンドを推進しているとデビアスは指摘した。2021年のダイヤモンドジュエリー購入のうち、X世代(1960年台中盤から1970年代終盤に生まれた世代)での2/3、ベビーブーマー世代(1950年から1960年台中盤に生まれた世代)では1/3がブランド化されたものを購入していたのに対して、Z世代は3/4がブランド化されたジュエリーを購入している。また中国ではZ世代の79%がブランド化されたダイヤモンドジュエリーを購入している。

一方、2022年の調査で対象の18,000人の米国女性の半数以上が、倫理的に調達されていないのであればそのダイヤモンドを購入しないと答えた、とデビアスは報告した。また5人に2人は、産地である地元の鉱山コミュニティへポジティブな影響与えることを知ることで、そのダイヤモンドを購入する可能性が高くなると述べたという。

「世界が今私たちに送っているシグナルは非常に明確で、非常に一致しています。」と、デビアスのブランドCEOであるマーク・ジャチートは付け加えた。「今まで、ダイヤモンドの世界はそのものが何であるのか、4Cという価値によって推進されてきました。今後の50年はそれが(倫理的な)価値観によって推進されると我々は信じています。」と彼は付け加えた。

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