ポーランドとリトアニアは、ベルギーとロシアの間のダイヤモンド貿易を終了するように再び要求するという。
ポーランドとリトアニアの外交官は、ロシアウクライナ戦争の1年経過がが近づくに伴い、ロシアとその同盟国ベラルーシに対するより厳しいEU制裁を要求している。
「再び、ロシアダイヤモンドの輸出に対する制裁範囲を拡大する動きがある。ロシアのダイヤモンド輸出額は4.5億ユーロと見積もられており、これはかなりの量になる。」と、匿名のEU外交官はポーランドの報道機関Polska Agencja Prasowaに語った。
27のEU加盟国の首脳は、2月上旬にキーウで開催されるEU-ウクライナサミットに先立ち、新しい制裁パッケージを採用したいと考えている。
「必要な限り、制裁によってクレムリンに圧力をかけます。ベラルーシやイランなど、ロシアの戦争を軍事的に支援する国々にも制裁を拡大します。」と、先週欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長(写真)は語った。
ウクライナはまた、ロシアの国家原子力会社ロザトムを制裁するようEUに促している。
EUはロシアに数十億ドル相当の制裁を課したが、ダイヤモンド原石に関しては米国に従って禁止することには繰り返し反対してきた。
ベルギーのダイヤモンド産業を代表するAWDC(Antwerp World Diamond Centre)は、ロシアダイヤモンドに制裁を課した場合10,000人の雇用に影響する可能性があり、モスクワよりもアントワープに害を及ぼす可能性があると何度も警告している。
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