ボツワナは、デビアスとの取引をやめると脅しをかける

ボツワナは、「より有利な」条件で合意できない限り、デビアスとの契約を破棄すると脅しをかけている。

ボツワナとデビアスは 2011年に合意に署名し、ボツワナ政府はデビアスとの50対50のパートナーシップであるDebswana(デブスワナ)を通じて国のダイヤモンド原石の大部分を販売している。

しかし今のところ、この取引の再交渉は失敗に終わっている。

日曜日、ボツワナのモクウィツィ・マシシ大統領(写真)は、デビアスがより有利な条件に同意しない限り、この取引を破棄すると脅した。

AFPのニュース報道によると、マシシ大統領は「ウィンウィンの状況が達成できなければ、関係者それぞれは荷物をまとめて行くことになる。」と与党ボツワナ民主党の集会で語った。また「我々はダイヤモンドの大きなシェアを得たいので、出資を増やしている。」と彼は述べた。

当初の合意では、デビアスはボツワナのダイヤモンドの90%を販売し、残りの10%をボツワナ国営のオカバンゴダイヤモンドカンパニーが販売することになっていた。この割合は2020年に75%と25%に調整されている。

2022年11月、マシシ大統領は、サンデースタンダード紙が「マシシがルカラとHBアントワープのためにデビアスを捨てるか?」という見出しの記事を掲載したことを非難した。

ボツワナ政府が完全所有しているオカバンゴダイヤモンドカンパニー(ODC)は、カナダに拠点を置くルカラとベルギーのメーカーであるHBアントワープに10.8cts以上のダイヤモンド原石を販売する予定であると報告している。

デビアスとボツワナ政府は新しい合意に到達することができていないが、既存の取引を今年6月30日まで延長している。

当時デビアスは「2022年上半期に新しい合意に向けてさらに前向きな議論を進めた結果、両当事者は進行中の議論の最終決定を可能にするため、1年間の延長に合意した」と述べていた。

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