山梨・甲府でしか見られないジュエリーや職人、技術が集合

「山梨ジュエリーフェア」 4月10日~12日、アイメッセ山梨

宝石の研磨・彫刻から貴金属加工まで、ジュエリーを完成させる全ての工程がそろう世界的にも珍しい、日本有数のジュエリー産地「山梨・甲府」で開催されるプロのためのBtoBトレードショー「山梨ジュエリーフェア2024」(YJF。主催=インフォーママーケッツジャパン㈱)には、ここでしか見られないジュエリーや職人の技術を見に多くの関係者が集まるのと同時に、高い品質で世界からも注目される山梨のジュエリーをはじめ、卓越した技術を求めるバイヤーやデザイナーが買い付けに訪れる。

 YJFは、世界最大のジュエリーフェア「9月香港ジュエリー&ジェムフェア」を主催するインフォーマ社と山梨県ジュエリー協会との共同プロジェクトとして、日頃から繰り広げられる売れる商材の企画提案や買い付けの場となる宝飾の街「山梨・甲府」を活かし、日本の宝飾産業の活性化に根ざした国際的なプロのためのジュエリートレードショーである。

 今年は、4月10日~12日の3日間、アイメッセ山梨で開催される。時間は10時~18時(最終日は17時)。来場者の事前登録もスタートしている。「入場バッジ引換証」を事前にダウンロードしてスムーズに入場したい。

 昨年は143社が出展し、5,590名の来場があった。そのほとんどが今回も出展を決め、来場者も会場に戻ってくることは容易に想像がつく。それは普段見本市などに出展していない企業や職人に出会えるからだ。そこがYJFの特色でもあり、多様性という時流に適した内容を求めるニーズが広がっていると言える。

 会場となるアイメッセ山梨はJR甲府駅から直行の専用バスで30分掛かる場所で、いくぶん不便さを感じてしまう人が多いかもしれないが、その為東京駅や横浜駅、新大阪駅から会場までのシャトルバス(有料)の運行が行われる。また、現状におけるベストな会場選択となっており、見本市会場の発展は日本全体で遅れていると言わざるを得ないのが現実だ。多少の不便さがあっても産業の発展と消費者を喜ばせるために時間を使っても損はない。

 会場には150近くの出展社が新作や売れ筋商品をはじめ、特殊なアイデアや研磨・彫刻を披露しており、じっくり見て回ると一日では足りなくなるが、より充実した一日を過ごしたい方には、アイメッセ山梨内の交流サロンで開催される無料で学べるセミナープログラムがおすすめだ。

 特に11日の11時からは「ジュエリーデザインにおける生成AI、そして効率をあげるCADのアジャイルとは」を㈱鈴峯の代表鈴木竜樹氏とグラボテック3Design開発チームの森本力氏、㈱ラ・トレイユの小俣友里氏の3人で詳しく説明する。また、同日15時からはジュエリーショップ必見の「第3回似ている宝石の見分け方、販売に必要な宝石の基礎知識」を宝石鑑別団体協議会色石・真珠委員会委員長の渥美郁男氏が解説する。  さらに、12日の11時からは、愛媛県の真珠産業の現状と今後の見込みや品質維持・向上のための努力など最新の状況を伝えるとともに、真珠とジュエリーがコラボしたPRとして、愛媛県と山梨県の取り組みを紹介する。どちらも人気のためのHPより早めの受講申し込みを。

公式サイト https://yamanashijewelleryfair.com

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