ラボグロウンダイヤモンドの需要により、婚約指輪のダイヤモンド平均サイズがアップ

米国のウェディング情報サイト「ザ・ノット(The Knot)」の調査によると、ラボグロウンダイヤモンドの人気の高まりにより、米国カップルが昨年購入した婚約指輪の平均ダイヤモンドサイズが増加したという。

ザ・ノットが最近発表した「2023年リアルウェディング調査」によると、調査対象となった消費者の3人に1人がサイドストーンなどを含んで2ct以上の婚約指輪を購入しており、2019年のパンデミック前のレベルと比べてこれは10%増加しているという。この増加の一部は、天然ダイヤモンドよりも安価で、購入者が同じ予算でより大きなダイヤモンドを入手できるラボグロウンダイヤモンドの婚約指輪の台頭によるものだ、とザ・ノットは指摘した。

ダイヤモンドは依然として婚約指輪として最も人気のある選択肢であり、購入の85%を占めている。しかし、それらのリングのスタイルは変わったとザ・ノットは指摘した。サイドストーンの有無は2015年以降12%減少し、ダイヤモンド・ソリティアリングが選ばれる割合は10%増加している。ラウンドは依然としてナンバーワンの人気で回答者の34%が選択しているが、その人気は過去8年間では15%減少している。一方、オーバルとペアシェイプは増加傾向にあるという。

調査対象となったカップルの約3分の1が、ラボグロウンダイヤモンドを購入することが自分たちにとって重要であると回答しており、これは2019年の調査より17%増加していた。2023年には、米国で販売された全ての婚約指輪のセンターストーンの約46%がラボグロウンダイヤモンドであると報告されており、これは2019年の数字のほぼ4倍だ。

モアッサナイトはダイヤモンドの代替センターストーンとして人気があり、(天然・ラボグロウン)ダイヤモンド以外の石を選んだ人の10人のうち3人近くがモアッサナイトを購入している。Z世代のカップルに関して言えば40%がモアッサナイトを購入しているとザ・ノットは報じた。また全体の数字は2019年以来10%増加している。地金に関して言えばイエローゴールドの需要が高まっており、調査対象者の31%が選択していた。また、イエローゴールドの割合は2019年から15%増加している。一方、ホワイトゴールドの割合は39%で最も人気のある金属となっている。

結婚式の平均支出額は前年比17%増の35,000ドル(約525万円)となった。ニューヨークの結婚式が平均して最も高額で、平均63,000ドル(約945万円)。最も費用がかかっていなかったのはミシガン州グランドラピッズとユタ州ソルトレークシティで平均20,000ドル(約300万円)だった。

ザ・ノットは、2023年に結婚した米国のカップル約1万組を対象に調査を行った。

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