3月22日、ベルギー検察庁はロシア産と思われるダイヤモンドをアントワープに輸入した疑いで男4人を逮捕したと発表した。
検察当局によると、アントワープの連邦司法警察は6つの家宅捜索を実施し、書類やデジタルメディアを押収、逮捕したという。また当局は2月末に出荷されたダイヤモンドを押収したと発表した。
アントワープでは3月1日に0.5ct以上のロシア産ポリッシュダイヤモンドを禁止しているが、年初からEUへのロシア産ダイヤモンド原石の輸入は違法となっている。
タイムズ・オブ・インディアの報道によると、この捜索で2400万ドル相当のダイヤモンド原石が押収されたという。
あるトレーダーは同誌に対し、「ロシア産ダイヤモンド原石に対する規制を回避するために、一部のトレーダーは書類の原産国を改竄している」と語った。ベルギー当局はロシア産である文書原本を発見し、この詐欺を暴いたとタイムズ紙は報じた。
4人の身元は明らかにされていないが、検察当局はそれぞれの年齢を41歳、43歳、47歳、64歳と公開した。
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