5月16日~18日、1万5000人の来場者に期待膨らむ
西日本最大の宝石の祭典として、あらゆる種類のジュエリー・アクセサリーが一堂に集結し、“実際に見て、比べて、特別価格で仕入れができる”「神戸国際宝飾展(IJK)」が、2008年のリーマンショック以降で最大の規模として5月16日~18日の3日間、神戸国際展示場で開催されると期待が膨らんでいる。主催はRX Japan㈱。
神戸は真珠企業が集まる街として知られ、IJKは真珠を中心に成長してきた。しかし2008年のリーマンショックの影響で規模は大規模に縮小し、その後は海外バイヤーの増加に伴い規模も増加傾向にあったが、2020年のコロナ禍によって再度縮小した。ここで万事休すと思われたが、新たに在日中国人・フィリピン人によるライブ販売が取り込まれ、回復をもたらした。その結果、今年は16年ぶりに展示面積が過去最大規模になるという。
会場には、88万点のジュエリーと58万点の素材が一堂に並ぶ。特にIJKの特徴である真珠企業の出展社数は前回(2023年)の約100社から約130社に増加するとしており、素材だけではなく真珠製品を扱う企業も増加しているとのことなので、来場前に出展社や出展商品の情報をIJK公式ホームページで確認した方が良い。商品検索ページでは「製品」、「価格帯」、「素材」などカテゴリー別で検索でき、写真や商品情報も掲載されているので重宝する。また、まだ載せていない出展社は、できるだけ早く正確で詳細な情報を載せ、国内・海外の宝飾バイヤーの絶好の仕入れの機会にするとともに、IJKの盛り上がりに貢献するべきだ。出展社数は前回比50社増となる500社を見込み、来場者数も前回の12,977人から15,000人を見込んでいる。
基本的には、ハイジュエリーからライトジュエリーまで幅広く出品され、IJK限定商品や催事に最適のアイテムなどが見つかる宝飾専門の見本市ではあるが、最近はSNS販売が可能なインフルエンサーをはじめ、ライブ販売向きの商品やハンドメイド作家など新たな販売先が増え、ひと昔とは違った商談も行われている。
ただし、セミナーにおいてはハンドメイド作家向けの2本(実質1本)となっており、宝飾業界の力が加わってないことが推測され、このままでいいのかは考えるべきことだろう。
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