EU初のダイヤモンド鉱山が実現に近づく

フィンランド東部に建設される予定のEU初のダイヤモンド鉱山の計画は、地元農家との土地紛争の解決により実現に一歩近づいた。

アイルランドに拠点を置く探査会社、カレリアン・ダイヤモンド・リソーシズによると、ラハトヨキのダイヤモンド鉱床にはピンクダイヤモンドが多くの割合で含まれているという。

最近の裁判で、補償金の額と鉱山境界の変更をめぐる2人の土地所有者の控訴が終結した。フィンランド当局はすでに、カレリアンの鉱床採掘権申請を承認している。

「取締役会は、ラハトヨキのダイヤモンド鉱山開発が同社だけでなく、周囲のクオピオ・カーヴィ地域全体にも大きな利益をもたらすと考えている」と同社は声明で述べた。また「ラハトヨキのダイヤモンド鉱山は、生産が開始されれば、EU​​初のダイヤモンド鉱山となる見込みだ。」と述べた。

カレリアンは以前、ラハトヨキのダイヤモンド鉱床に関して、JORC(探査報告)以外の225万カラットの資源に基づき、鉱床の価値は2億2500万ドル、NPV8(投資案件から将来得られるすべてのキャッシュ・フローの現在価値と、すべての投資金額の現在価値の差)は3900万ドル、鉱山寿命は9年と推定したと述べている。

これまでの掘削およびバルクサンプリング情報とその他の技術情報から、ラハトヨキのダイヤモンド含有キンバーライトパイプは収益性の高い露天掘りダイヤモンド鉱山になる可能性があることが示唆されている。

ラハトヨキのダイヤモンド鉱床開発は、ロシア以外ではヨーロッパ初、EUでは初のダイヤモンド鉱山となる。フィンランドは鉱業が発達しており、世界中の鉱業管轄区域を対象とした権威あるFraser Instituteのランキングで、鉱業投資の魅力度で高い評価を受けている。

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