インドの米国むけスマホ輸出額がダイヤモンドを追い越す

インドの米国向けスマートフォン輸出は現在、ダイヤモンドの輸出額を上回っている。

インド商務省によると、今年4月から6月（2025年第１四半期）のスマートフォン販売は20億ドルで、宝石品質のポリッシュダイヤモンドの販売は144万ドルだった。

この増加の大部分はiPhoneによるもので、米国への輸出に関しては2023年度の50億ドルから2024年度には100億ドルに倍増した。iPhoneはインドの米国向けスマートフォン輸出の３分の２を占めている。

一方、天然ダイヤモンドの世界的な需要低迷はインドのダイヤモンド産業に大きな打撃を与えている。

最新の数字によると、8月のインドからすべての国へのポリッシュダイヤモンドの輸出は前年比23.8％減少した。

HSコード分類に基づく米国へのスマートフォン輸出は、2023年10月から12月（2024年第3四半期）に初めてダイヤモンドを上回り、その差は拡大している。

インドは現在、米国のiPhone輸入のわずか10％を占めており、中国とベトナムに次ぐ規模だが、JPモルガンの金融専門家によると、AppleはiPhoneの生産の25％をインドに移転する可能性があるという。