ファンシーカラーダイヤモンドの価格は比較的安定傾向

ファンシーカラー研究財団(FCRF)は、ファンシーカラーダイヤモンドの世界市場は第3四半期に若干の落ち込みを見せたが、全体としては安定していると報告した。

同グループは今週水曜日、ファンシーカラーダイヤモンド指数の価格が9月30日までの3か月間で0.5%下落したと発表した。

イエローのカテゴリーでは価格が1.6%下落となり、前四半期の1.7%下落からわずかに改善した。イエローダイヤモンドは過去12か月間で累積して3.5%下落している。第3四半期で最も大幅に減少したのは1カラットのファンシーインテンスイエローで、3.8% 減少した。

ピンクダイヤモンドは比較的横ばいで、その前の3か月の0.2%下落と比較して、この四半期での下落は0.1%のみとなった。過去1年間ピンクダイヤモンドの価格に変化は見られていないが、第3四半期に特に好調だったのはファンシーヴィヴィッドピンクの商品で、3カラットのカテゴリーは2.1%増加し、1カラットは1.6%増加した。一方、1.50カラットと1カラットのファンシーインテンスピンクのカテゴリーはそれぞれ3.1%と0.4%下落した。

ブルーダイヤモンドの価格は前四半期の0.3%の下落に対して0.7%下落となった。8カラットの商品は全体的に安定しており0.1%上昇したが、1カラットは1.1%下落し、1.50カラットのファンシーヴィヴィッドブルーと5カラットのファンシーインテンスブルーはそれぞれ2%と2.2%下落した。

ファンシーカラー研究財団のオズ・マシアチは、「今四半期は多少の落ち込みはあったものの、ファンシーカラーダイヤモンド市場は回復力を見せている。」と述べ、「特にイエローダイヤモンドのわずかな減少は、広範な経済の不確実性を反映していますが、全体的な安定は、厳しい経済情勢においても、ヴィヴィッドピンクのようなカテゴリーが好調を維持していることを示しており、心強いことです。」と説明した。

ファンシーカラー研究財団が2005年にデータ収集を開始して以来、すべてのファンシーカラーカテゴリーで成長が記録されており、イエローダイヤモンドの価格は全体で209%、ピンクは398%、ブルーは245%上昇した。

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