AIGSはアクアマリンのカラーグレードを標準化

バンコクを拠点とするAIGS(Asian Institute of Gemological Sciences – アジア宝石科学研究所)は、アクアマリンでは初となる標準化カラーコードを発表した。

このカラーコードは、アクアマリンのカラーにとって重要な要素である「緑がかった青」や「青」などのあいまいな用語で説明されることが多い宝石市場に、第三者の客観的な基準を導入することを目的としているという。

この「AIGSサンタマリアカラーコード」は、ブラジルのミナスジェライスにある伝説的なサンタマリア・デイタビラ・アクアマリン鉱山にちなんで名付けられた。

このカラーコードは、茶色や黄色の色合いのない、青色と中程度の彩度のアクアマリンをカバーしている。 彩度や透明度が低く、暗い色調のアクアマリンは基準を満たしていない。

今月から入手可能となったレポートでは、対象のアクアマリンがAIGSカラーグレーディングスケールでサンタマリアタイプであると記載されることになる。

「第三者の客観性によって評価されたレポートを通じて商品名を業界標準にすることにより、AIGSは曖昧さを減らすことを目指しています」とAIGSの会長ケネディ・ホーは述べている。

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