カナダのダイヤモンド製造業者であるHRA Groupは、テキサスを拠点とするラボグロウンダイヤモンド生産者であるプラズマビリティとの独占的パートナーシップ契約を締結し、業界を驚かせている。
デビアスの元サイトホルダーであるHRA Groupは、プラズマビリティのラボグロウンダイヤモンド原石を研磨し、ポリッシュダイヤモンドを市場に供給する予定だと両者は先週水曜日に発表した。
プラズマビリティはテキサス・オースティンに工場を持ち、CVD(化学気相蒸着)法によってD-Fカラー、VVSクラリティのラボグロウンダイヤモンドを生産している。サイズは研磨後で2〜5ctsになるといい、近い将来にはサイズがさらに大きくなる計画がある。同社は、自社のダイヤモンドが「As Grwon(アズグロウン)」、つまり成長後のHPHT処理をしていないと説明している。
HRA Groupのエグゼクティブディレクターであるイタイ・アリエルは「プラズマビリティの素晴らしいチームに出会い、彼らのテクノロジーとビジョンについて学んだ時、我々が適切なパートナーを見出したことを理解しました。製品に関する彼らからの説明は素晴らしいものでした。」と述べている。
カナダ・バンクーバーに本社を置くHRA Groupは、ダイヤモンド原石の売り手と買い手を繋ぐ”Claraプラットフォーム”の創設者であり、鉱山企業であるルカラ・ダイヤモンドは2018年にそのプラットフォームを2900万カナダドル(当時レートで約2300万ドル)で購入している。また、2020年にはHRA Groupは小売業者向けの在庫注文サービスであるDialogをスタートさせた。アリエルはそれを「ダイヤモンド業界のNetflix」と表現している。
プラズマビリティのCEO兼共同創設者であるボブ・バスネットは、「HRAと提携してダイヤモンドを製造および供給できることを嬉しく思います。彼らの製造と市場に対する専門知識は、私たちのビジネスに多大な価値をもたらすでしょう。」と述べている。
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