デビアスのラボグロウンダイヤモンドブランドである「LIGHTBOX(ライトボックス)」は、エンゲージメントリングの試験販売を開始している。これは、これまでラボグロウンは重要な記念日のための商品ではないと主張していた同社にとって大きな転換点になる。
LIGHTBOXはWebサイトでラボグロウンダイヤモンドのエンゲージメントリングを宣伝しており、「ストレスフリーでリスクのない」ショッピング体験を約束している。同サイトには「当社の最先端技術により、当社のラボグロウンダイヤモンドの品質は保証されています」と書かれており、また「優れた化学(ケミストリー)は、優れた相性(ケミストリー)に値するからです。」というマーケティングラインが添えられている。
サイトのリンクをクリックすると、通常のLIGHTBOXのラボグロウンダイヤモンド、またはよりグレードの高い同ブランドの最高級ラインのダイヤモンドを使用した16デザインのリングが表示される。通常、スタンダードコレクションはダイヤモンド自体が1ctあたり800ドル、それにリングセッティングの金額を合わせて販売されるが、グレードの高いファイネストコレクションは1ctあたり1,500ドルの価格が設定されている。ダイヤモンドの選択肢にはホワイト、ピンク、ブルーのダイヤモンドがあり、価格は500ドルから、2ctsをセットした5,000ドルまでの範囲が設定されている。
LIGHTBOXはWWDとJCKに対し、「ラボグロウンダイヤモンドのエンゲージメントリングセグメントにおける消費者の好みを調査する小規模な市場内テスト」を行っていると語った。
デビアスが2018年にLIGHTBOXを発表したとき、当時のデビアスCEOであるブルース・クリーバーは、ラボグロウンダイヤモンド製品を「永遠ではないかもしれないが、今のところ完璧な」製品として紹介した。また「ラボグロウンダイヤモンドは個性を持たず特別なものではないため、実際に感情的価値はない」と述べ、ラボグロウンダイヤモンドにはグレードをつけない(鑑定書をつけない)と述べていた。しかしその後ファイネストラインをデビューさせ、1ctを超える カラットを超える石を導入、それらにカット、カラー、クラリティなどのグレードを表示している。
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