一つのラボグロウンダイヤモンドから削り出された4.04ctsのソリッドファセットリングが発表された。
これはオランダのダイヤモンドテクノロジーズ社がベルギーの宝石店Heurselと協力して作成したもので、ニューヨークのGIAによって検査された。
GIAはこれを「最先端テクノロジーと伝統的な職人技術の融合」を実証するものだと説明した。
このリングは、CVD法によって作成された8.54ctsのラボグロウンダイヤモンドプレートからレーザーカットされて製作された。
このようなほぼ完璧な円形のリングを作成するために、オランダの町キュイクで1,131時間の加工時間(予備研磨を含む)が費やされ、その後ベルギーで751時間の研磨が行われたという。
「固体の単結晶ダイヤモンドリングの製造は、非常に複雑で困難なプロセスです。結晶から(不要な部分の)材料が切除されるときに非常に細かい亀裂や不均衡なひずみが深刻な結果をもたらし、リングが粉々になる可能性があります。」とGIAはオンラインリサーチノートで述べている 。
「このタイプの『リング』が報告されたのはこれが世界で初めてではありませんが、一つのラボグロウン ダイヤモンドから削り出されたリングをGIAが評価したのは初めてです。」とエグゼクティブバイスプレジデント兼研究所および研究主任のトム・モーゼスは述べている。
また「ラボグロウンダイヤモンドの成長に伴い技術が進化し続けるにつれ、この製品のより創造的な使用方法が見られると期待しています。」と述べた。
2020年、GIAは、重さ196ctsの天然グレーダイヤモンド原石から削り出された13.15ctsのリングを検査したことがある。
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