遺灰ダイヤモンドをめぐる未亡人の苦悩

夫の遺灰から作られたダイヤモンドを持っていると信じていたある未亡人は、英国の葬儀場から回収された35の遺体の中に自分の夫が含まれていたことを知ってショックを受けている。

イギリス、イングランド東海岸に位置するイースト・ライディング・オブ・ヨークシャーの葬儀会社「Legacy Independent Funeral Directors(レガシー・インディペンデント・フューネラル・ディレクターズ)」は、葬儀に関する詐欺によって調査され、オーナー2人が逮捕された。

警察による捜査で、同社内から身元未確認ものを含む35の遺体と人間の遺灰と見られるものが大量に発見されたという。現在、遺族のためのホットラインが設定されているが、悲しむ遺族に渡された遺灰が別の人のものかもしれないという懸念が浮上している。

夫を亡くしたある未亡人は、自分や娘、孫娘を含む家族のために夫の遺灰をダイヤモンドにするために「かなりの金額」を支払ったが、現在それが誰の遺灰なのか不明だという。

彼女の友人は「今になって、彼女の夫が火葬されておらず、ずっと冷凍室の中にいたことが判明した。」と地元メディアに語った。またこの未亡人が取り乱しており、夫の死後8ヶ月に再び悲しみに暮れていると述べた。

トム・マクローリン巡査補佐は記者会見で、「影響を受けたすべての人々にとって今が悲惨な時期であることは認識しており、地元社会全体やそれ以外の地域全体に重大な影響を与えることに疑いの余地はない。しかしこれは非常に複雑で時間を要する調査であり、多くの調査しなくてはならないことがある。」と語った。

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