リオ・ティントがアングロ・アメリカン(デビアス)に入札する可能性

Perth, Western Australia - February 21, 2017: Office buildings of BHP Biliton and Rio Tinto, two of the biggest mining companies in the world, with regional headquarters in Perth, Western Australia

オーストラリアに本部を置く大手鉱山企業、リオ・ティントは、英国アングロ・アメリカンの所有するデビアスの株式の一部または全部を買収するためBHPに対して対抗入札を行う可能性がある。

オーストラリアズ・フィナンシャル・レビューによると、リオ・ティントは過去にもデビアスの買収提案を検討しており、BHPによる390億ドルの入札を踏まえて日々状況を研究し続けてきたという。

アングロ・アメリカンは先月、BHPによる全株買収提案を「非常に魅力的ではない」として拒否しているが、増額入札を受け入れる可能性は排除していない。

アングロ・アメリカンは赤字のデビアスの株85%を保有しており(残り15%はボツワナ政府が所有)、買い手候補を探しているという。

BHPは2013年にダイヤモンド事業を撤退しており、デビアスを売却するのはほぼ確実だと思われる。リオ・ティントは、カナダのノースウェスト準州の僻地でダイアヴィクというダイヤモンド鉱山を運営している。また2020年11月に閉鎖されるまで、ピンクダイヤモンドで知られるオーストラリアのアーガイル鉱山を運営していた。

英国の買収規則に基づき、BHPは5月22日までに確約を提示するか、取引から手を引くことを求められている。

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