Sarineは原石スキャン料金に、原石バリューに応じた価格設定を採用

Sarine Technologies(イスラエル)は、ダイヤモンド原石の重量(カラット)ではなく、その原石の価値に応じてダイヤモンドスキャンの価格を設定し、顧客はバリューの比較的低いダイヤモンド原石に対しても低コストでシステムを利用することを可能にすると発表した。

Sarine社が2009年に原石の内包物マッピングシステム”Galaxy™”のサービスを開始して以来、スキャン料金はその原石のサイズ(重量・カラット)に基づいて請求されてきた。

この価格設定方法により、特定のカテゴリー(つまり販売価格が低くなるダイヤモンド)でSarine社のプランニングを利用することはコストパフォーマンス的に不利になることがしばしば発生する。その結果、大きいサイズのダイヤモンド原石の約15%が同社のスキャニングマシンを利用していないとSarine社CEOのDavid Blockは推定している。

最初この新しいサービス料金は1カラットあたり約100ドル未満の2.5ctsから10ctsの原石に適用される、とBlockは語った。同社は、他のアイテムで通常価格を維持しながら、これら低価格の原石に対して低価格でGalaxy™スキャンを提供しする。AI(人工知能)を使用して時間をかけていくつかのカテゴリを設定し、より微調整された価格設定を可能にすることを意図している、と同社の幹部は付け加えた。

Galaxy™による原石スキャン及びAdvisor™を用いたカットプランニングイメージ

「長年にわたり私たちは、全ての品質の天然ダイヤモンド原石を良いコストパフォーマンスでスキャンできないというお客様の問題を認識してきました。」とBlockは説明する。「この新料金設定がGalaxy™システムとサービスの市場拡大することを期待しています。」と付け加えた。

また新しい料金システムは、Sarineが現在知的財産を侵害していると主張している他の企業が、より安価な料金で低品質の原石に対して同様のサービスを提供することを困難にするだろう、とBlockは説明した。

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