Lusix買収から日本企業は撤退、FENIXが400万ドルで買収へ

Lusixの買収から日本企業が撤退し、ベルギーのラボグロウンダイヤモンド企業であるFENIX DIAMONDSがイスラエルのLusixを400万ドルで買収する予定だ。

イスラエルのラボグロウンダイヤモンド企業であるLusixを260万ドルで買収するとオファーしていた日本企業、株式会社イーディーピーは、イスラエルでの戦争が激化したこと、またより高額の入札者が勝つ見込みであることから、この買収を撤回したとイスラエルの新聞が火曜日に報じた。イーディーピーの撤退後、インドのパリク家が所有するFENIXとPDホールディングスがともに400万ドルで入札に加わったと報道されている。

ロド中央地方裁判所のイリット・ワインバーグ・ヌトヴィッツ判事によると、両社の提案は同じ価格を提示していたが、雇用義務と支払いスケジュールに違いがあったという。

FENIXの提案は、Lusixの従業員、破産管財人、Lusixにリースしている資産を所有する債権者から支持を得たと報道されている。FENIXは、13人の従業員を少なくとも1年間、さらに10人を最低3か月間雇用することを約束したと報道は続けた。

FENIXは、ベルギー・アントワープに拠点を置く天然ダイヤモンド企業であるDiaRoughとファミリー的な繋がりがある。Lusixの最高技術責任者ヨッシ・ヤヨンは、ラパポートニュースに対し裁判所の判決を認めたが、それ以上のコメントは控えた。

イスラエルの起業家ベニー・ランダが2016年に設立したLusixは、LVMHラグジュアリーベンチャーズなどの投資家から1億5000万ドル以上の資金を調達した。しかし、ラボグロウンダイヤモンドの価格下落により財政的圧力にさらされていた。今年8月、同社は2800万ドルの負債を抱えたと報じられた後、債権者に保護を求めた。