Blue Nile(ブルーナイル)はナスダックへ上場予定 – 評価額は8.73億ドル

米国のジュエリーEC大手Blue Nile(ブルーナイル)はナスダック市場に上場する計画だと発表した。同社は今後2年間で8%から17%の複合年間成長率が予測されている。

この上場は、特別買収目的会社(SPAC)であるマドリック・キャピタルとの合併により行われ、新事業体は引き続きブルーナイルのブランド名で運営される。両社は先週金曜日に証券取引委員会(SEC)に提出したと発表。会社の評価額は8.73億ドルになる。

「過去2年半にわたって、ファインジュエリー及びライフスタイルブランドとしてブルーナイルを変革し、昇格させてきました。(この上場によって)さらに成長できることを楽しみにしています。」とブルーナイルのCEOであるショーン・ケルは述べている。「私たちは、オンラインへの移行が遅く、細分化されたままである、推定3,200億ドルの世界的なファインジュエリー市場の表面をすくい取っただけです。成長戦略を目指している今こそ、公開企業になるのにふさわしい時期です。」と続けた。

証券取引委員会のWebサイトに公開されたプレゼンテーションによると、ブルーナイルの収益は2021年に21%増加して5.66億ドルになったが、前年の2850万ドルの損失と比較して4000万ドルの純損失があったという。この損失の増加は、営業費用と商品のコストが大幅に上昇したことによるものだという。経営陣は、今年の収益が5.81億ドルから6.51億ドル、さらに2023年には6.61億ドルから7.73億7ドルになると予想している。

収益性は、マクロ経済的圧力が下半期に継続するか正常化するかに大きく依存しており、コストとキャッシュフローを抑える経営陣の能力に依存すると同氏は述べた。同社の2021年のキャッシュフローはマナスとなっている。

ブルーナイルで消費者が購入できるダイヤモンドが650,000点を超えており、ジュエリーECとして最も多くの品揃えだと述べている。同社は以前ナスダックに上場していたが、2016年にベインキャピタルとボウストリートが約5億ドルで買収した際に非公開になっていた。Rapaportの記録によると、2015年の同社の収益は4.5億ドルだった。

マドリック・キャピタルとの取引は第4四半期の初めに完了する予定で、費用差し引き前で約4.5億ドルの資本を生み出すと見込まれている。この取引には、8000万ドルのコミットメント資本も含まれ、そのうち5000万ドルは既存の投資家によって事前に資金提供されており、さらに5000万ドルはマドリック・キャピタルからのものであると声明は述べている。

現在の管理チームと、2019年8月にCEOに就任したケルのポジションは維持されると同社は述べている。

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