WD Lab Grown Diamondsは新会社として事業を継続

先月、米国連邦裁判所にチャプター7(破産申請)を提出したWD Lab Grown Diamondsは、テクノロジーアプリケーションとしてのラボグロウンダイヤモンドにフォーカスした会社、WD Advanced Materials(WDAM)として事業を継続する。

「WDAMはテクノロジー分野でのダイヤモンドの応用に焦点を当てた新しい事業体であり、その前身の宝飾ダイヤモンド製造事業体から移行され設立された。」と企業声明には記載されている。

この新会社はツリー・ライン・キャピタル・パートナーズが過半数を所有している。ツリー・ライン・キャピタル・パートナーズはWD Lab Grown Diamondsの最大の債権者であり、清算前にWDの資産を管理していた。ツリー・ラインのマネージング パートナーであるトム・クインビーは声明の中で、「WDAMは、同社のディスラプションと技術発見という伝統に基づいて構築されています。」と述べている。

プレスリリースによると、WD Lab Grown DiamondsのCEOであるマイク・グランザがWDAMのCEO代理に就任するという。WD Lab Grown Diamondsの最高技術責任者であるジョン・シタルドと最高商業責任者のブリタニー・ルイスも新会社で同じポジションとなるという。プレスリリースによると、WD Lab Grown Diamondsの元のオーナーであるヒューロンキャピタルは、WDAMには関与していないらしい。

WDAMはWD Lab Grown Diamondsの清算の数週間前、9月11日にデラウェア州と9月22日にメリーランド州で登録された。WDAMとWDと同じ住所のまた別の会社、WD Advanced Manufacturingも、同じ日に両州で登録されている。

ツリー・ラインは破産時にWD Lab Grown Diamondsから担保付債務として3,600万ドルを請求していた。さらに800万ドルが、業界関係者、メリーランド州査定労働局、ニューヨーク州労働省、法律事務所パーキンス・コイエなど、さまざまな無担保債権者の債権となっていた。ダイヤモンド成長技術をWDにライセンス供与していたワシントンのカーネギー研究所は19.9万ドルの債権があった。チャプター7の提出書類に基づくと「管理費が支払われた後は、無担保債権者は資金にアクセスできなくなる」という。

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