デビアスの最新メレスクリーニングマシン、1時間に2,500ピースを検査可能

デビアスのリサーチ部門、”De Beers Group Ignite”は、1時間に2,500点ものダイヤモンドを検査できる新しいメレスクリーニングマシンを発表した。

このスクリーニングマシン、”AMS Micro”は、0.6mmから0.9mmのサイズ範囲のダイヤモンド用に開発されている。天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドで異なる成長構造を検査することで、ラボグロウンダイヤモンド又はその他の素材と天然ダイヤモンドを自動的に振り分けることができる。

デビアスは、このスクリーニングマシンが0%の偽陽性率を持っていると述べている。つまり、このスクリーニングマシンを使用してラボグロウンダイヤモンドを天然ダイヤモンドと間違えることはない、と述べている。このシステムは、”ロボットアーム”フィードアンドディスペンス(供給と分離)機能を備えており、操作に際して専門的な知識や操作は必要ないという。

【スポンサー広告】

AMS Microの仕組み

・メレダイヤモンドのパーセルはインテリジェントフィーダーシステムのホッパーにロードされ、スマートフィーダートレイに供給される。
・オーバーヘッドカメラは、ロボット技術と高度な「ピックアンドプレース」システムを使用して、すべての試験石が正しく配置されているかどうかを識別し、各試験石を回転測定ディスクに正確に配置するために調整する。
・その後、ディスクは2つの測定セルを介して各試験石を移動させ、各試験石をNatural(天然 – パス)、Lab Grown(ラボグロウン)、Non-diamond(非ダイヤモンド)、Refer(参照-追加テストが必要)のいずれかとして分類する。
・その後、自動ディスペンスシステムは、各試験石をそれぞれのコンテナに割り当てる。
・結果はタッチスクリーンインターフェースにリアルタイムで表示され、各画面実行のエクスポート可能なレポートもすぐに利用できるようになる。
・自動化された自律的なスクリーニングとディスペンスシステムは、専門知識を必要とせず、また専属のオペレーターによる時間外や週末の操作を必要としない。

初導入はKGKを予定

De Beers Group Igniteの責任者であるサランドス・グベリスは、「AMS Microは、業界にとって重要なブレークスルーです。」と声明で述べた。「既存の手動プロセスと比較して、非常に高いレベルの速度、精度、信頼性でこのプロセスを自動化することで、メレサイズのダイヤモンドのスクリーニングを大幅に改善します。」と説明した。

最初のAMSマイクロは、2月末に、大手ダイヤモンドメーカーでデビアスサイトホルダーであるKGKのスイスオフィスに納入される予定だという。

コメント

タイトルとURLをコピーしました