ラボグロウンダイヤモンド専門の卸売企業、株式会社ピュアダイヤモンド(本社:東京都台東区、代表取締役:伊藤 拓也)は、1つのラボグロウンダイヤモンドで製作したアルファベットダイヤモンドを発売した。
アルファベットAからZまでの26文字に加えて、0から9までのナンバーシリーズも展開している。
アルファベットや数字モチーフを使用したイニシャルダイヤモンドジュエリーは様々なブランドに見られるが、基本的には文字の型に複数のメレダイヤモンドを並べて文字を表現したものが一般的だ。
ピュアダイヤモンドではダイヤモンド1石をそれぞれの文字の形状にカットしており、”A”や”O”などの文字はキューレットをフラットにカットすることで隙間が表現されている。また、文字を並べた際のバランスを考慮し文字の高さを揃えているため(約7mm)、文字によって重量が異なるが(約0.5~1.2ct)、一定の範囲のグレード内で全て同一価格とし、ブランドやショップなどでシリーズ展開がしやすいように設定している。
天然ダイヤモンドの場合、アルファベットの形状にカットするのはそれに適した原石を探す必要があり、また歩留まり(原石から削り落とす重量の割合)が悪いためこのようなアルファベットの形状に1石をカットすることは非常に困難だ。また安定した価格で様々なアルファベットを安定的に供給することは不可能に近い。
CVDラボグロウンダイヤモンドの場合、原石は正方形の基盤が厚みを増して成長するため、文字の縦横比と深さがある程度一致していれば原石コストは一定にすることができる。また歩留まりも天然ダイヤモンドほど重要視する必要がないため、このような新しい試みが可能だという。
「天然ダイヤモンドでは実現が難しいことがラボグロウンダイヤモンドでは実現できる可能性があります。このような形状の可能性を広げることはダイヤモンドの楽しみ方の拡大に繋がり、ジュエリーの新たな可能性と独創性の発展につながると考えています。天然ダイヤモンドとの価格差にだけ注目するのではなく、ラボグロウンダイヤモンドの独自性に注目し、新たな市場の発展に貢献できればと考えています。」と同社広報は述べている。
このアルファベット・ラボグロウンダイヤモンドは今年1月に東京ビッグサイトで開催されたIJT2024でも同社ブースにサンプルが展示されており、ブースに訪れた来場者からは非常に好評だったという。
アルファベット・ラボグロウンダイヤモンド及びその他商品やサービスの問い合わせは以下Webサイトから。
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