ティファニー子会社、アントワープで26人を解雇へ　需要低迷で

ティファニーの子会社が需要低迷を背景にアントワープで42人の従業員のうち26人を解雇する計画を発表している。

2002年に設立されたローレルトン・ダイヤモンズは、デビアスのサイトホルダーとして、原石の仕入れから研磨、そして自社の宝飾品メーカーへの供給を行っている。同社は、ベルギー、ベトナム、カナダ、ボツワナ、南アフリカなどで事業を展開している。

このティファニーの完全子会社は、中国および米国からの需要の弱さに加え、ラボグロウンダイヤモンドとの競争を理由に今回の人員削減を示唆している。

フランドル公共放送VRTで、キリスト教労働組合（Algemeen Christelijk Vakverbond）のイヴ・トゥトネルは「このニュースは労働者にとって青天の霹靂だった」と語った。

「2018年には、同社はアントワープの研磨工場を閉鎖し、当時20人が解雇された。今回、ローレルトンは18人のブルーカラー労働者と8人のホワイトカラー職員を秋までに解雇する意向だ」と彼は述べた。

彼は、ローレルトンが解雇を急ぎすぎていることを懸念し、ダイヤモンド業界が回復しつつある初期の兆候が見られると述べている。