VDBはラボグロウンダイヤモンドの「-%」の廃止を決定

ダイヤモンドの取引プラットフォームであるVDB(Virtual Diamond Boutique)は5月28日、ユーザーに「ラボグロウンダイヤモンドの価格表示から-%を削除する」とアナウンスを送った。

通常、ラボグロウンダイヤモンドの価格は天然ダイヤモンドと同じRapaport Price Listを参照しており、そこから「-00%」のようにカラット単価を表示することが一般的になっている。つまり、天然ダイヤモンドと同じ価格指標を使用することによってラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドとの価格差を明確に示してきた。

VDBは「近日中に、ラボグロウンダイヤモンドのリストから『割引価格(Rap-%)』の列を削除します。これは、ラボグロウンダイヤモンドの真の価値と独自の特徴をよりよく反映することを目的とした意図的な決定です。ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの単なる「割引」版ではありません。独自の優れた品質と製造方法を持つ明確なカテゴリです。カラット単価に焦点を当てることで、ラボグロウンダイヤモンドそれぞれの固有の価値を強調し、価格設定の透明性を高めています。」とアナウンスの中で述べた。

つまりこれは、VDBが天然ダイヤモンドとラボグロウンダイヤモンドの価格体系を切り離そうとしていることを意味する。

ラボグロウンダイヤモンドに対して天然ダイヤモンドと同じ価格指標を使用することには、以前からさまざまな議論があった。多くの人はラボグロウンダイヤモンドの魅力を天然ダイヤモンドとの価格差だと考えているため、この価格差が顕著に見えるRapaport Priceの採用を好む人もいる。一方で今回のVDBの決定のように、ラボグロウンダイヤモンドは独自の価格システムを確立すべきだという意見も多く存在する。

実際、特に近年ラボグロウンダイヤモンドの価格が大きく下がったことによって以前ほどRap-%が意味を持たなくなってきていることも事実だ。多くのサプライヤーではRap-%ではなく個々の価格で提示することも少なくない。

しかし一方で、天然ダイヤモンドとの価格差という視点を抜きにしても、カラットやグレードなど複数の条件で価格が変動するダイヤモンドの性質上、すぐに個々のダイヤモンドの価格の比較ができるRapaport Priceのシステムは利便性が高い。

今回の決定は取引プラットフォームであるVDBによるものだが、この一歩が業界にどのような影響を与えるかは非常に興味深い。

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