アングロ・アメリカンは先週、子会社のデビアスによるダイヤモンド生産量のさらなる削減を検討していると発表した。
この発表は、デビアスの第3四半期の生産量が前年比25%減少したという同社の報告と一致した。
「ダイヤモンド市場は(サプライ)中流が通常よりも高い在庫レベルを維持し、回復は長期化するとの見通しが残っているため、依然として厳しい状況が続いている。」と、アングロ・アメリカンのダンカン・ワンブラッドCEOは10月24日の声明で述べた。同氏は「今後も生産量を削減する選択肢を検討していく。」と述べた。
デビアスの第3四半期の生産量アップデートによると、在庫レベルが高いのは「中国市場での消費者需要の長期低迷」によるものだ。同社は今年7回目と8回目のサイトを統合し、最後の2回のサイトを前倒しして、「年末の小売販売シーズンに向かう顧客をサポートする」と報告書で述べた。
デビアス・ジュエラーズブランドは「デザイン重視の製品が伸び、安定した業績を上げたが、ブライダルやソリティアの需要はマクロ経済の逆風と中国の回復の鈍化により依然として厳しい状況にある。」と生産報告書で述べられている。デビアスは、フォーエバーマークの世界的な事業は縮小しており、同ブランドはインドに注力しているとも付け加えた。
アングロ・アメリカンは来年末までにデビアスを売却するか、スピンオフさせる計画だと述べている。
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