イスラエルの9月のポリッシュダイヤモンド出荷量は、ユダヤ祝日の日程、アジアでのジュエリー展示会の再会の影響を受けて急激に増加した。
イスラエル経済産業省は今週月曜日、ポリッシュダイヤモンドの輸出が前年同時期の1.975億ドルから 2倍以上となる4.2億ドルに増加したと報告した。RAPAPORTの試算によると、重量ベースでは60%増加の128,540ctsになり、平均輸出価格は33%上昇して3,267ドル/ctになるという。数値は純額ベースで、イスラエルに返品された商品は除外して計算されている。
昨年2021年はロッシュ・ハシャナ、ヨムキプール、スコットの祝日が9月に集中したため、ダイヤモンド取引は低迷していた。2020年の祝日は9月と10月にまたがっており、今年2022年も似たような日程になっている。
さらに、今年9月はシンガポールでジュエリー&ジェムワールド(JGW)フェアが開催され、世界中から人々を集めた。このフェアは例年は香港で開催されるが、コロナの影響を受けパンデミック発生以降香港では大規模に開催されていない。
一方で、イスラエルへのポリッシュダイヤモンドの輸入も増加しており、前年比20%増の2.565億ドルとなっている。ダイヤモンド原石の輸入は28%上昇し、1.88億ドル、原石の輸出は48%減少して9360 万ドルとなった。
2022年1月から9月のポリッシュダイヤモンドの輸出額は、前年比25%増の32.2億ドル、ダイヤモンド原石の輸入は0.5%増加の14.8億ドルとなっている。
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