GIAはラボグロウンダイヤモンド用の安価な新しいデジタルレポートを2023年より提供開始

GIAが現在発行しているラボグロウンダイヤモンドレポート「LGDR」

ラボグロウンダイヤモンドは今後まだ価格が下がる可能性があり、レポート(鑑定書)の価格も安くなる可能性がある。

GIAのグレーディングラボは来年より、ラボグロウンダイヤモンド特有のいくつかの情報を除外した4Cダイヤモンドレポートの提供を開始する。GIA広報のスティーブン・モリソーは「2023年第1四半期より、ラボグロウンダイヤモンド用の4Cデジタルグレーディングレポートを提供する。」と述べた。

「(ラボグロウンダイヤモンドの)市場の発展を鑑み、また成長方法(CVD又はHPHT)と処理(トリートメント)に対する消費者や小売業者の関心が低いという事実を反映して、新しいレポートにはこれらの情報を記載しません。この情報の判断にはコストがかかるため、(これらを除外することで)新しいレポートのコストは低くなります。」と彼は説明した。新しいレポートには、インクルージョンのプロットも含まれないという。

GIAは現在、ラボグロウンダイヤモンドに対して、そのダイヤモンドが処理されたかどうか、またその成長方法(CVD又はHPHT)、インクルージョンのプロットを含むレポートを発行している。

市場に詳しい情報筋によると、GIAのダイヤモンドレポートは、ラボグロウンダイヤモンドのカテゴリーでは天然ダイヤモンドのようにシェアを獲得していないという。それはGIAのレポートが他社のものよりもコストが高く、また少なくとも今のところグレードが他社よりも厳しいと思われているためだと述べている。

GIAでは2020年以来、ラボグロウンダイヤモンドに対して、(天然ダイヤモンドと同じ)4C情報を含むグレーディングレポートを発行している。

コメント

タイトルとURLをコピーしました