ファンシーカラー・リサーチファウンデーション（FCRF）によると、ファンシーカラーダイヤモンドの価格は2022年に上昇している。これはイエローカラーに対する強い需要に牽引されており、すべてのカラーカテゴリーで上昇が見られている。
「2022年は、あらゆるサイズと彩度のイエローファンシーカラーダイヤモンドにとって非常に良い年でした。見た目のグレードが高く、特定の形状のイエローダイヤモンドが、インデックスに反映されている以上に価格が上がっているようです。」と、FCRFのデータサプライヤーであるイスラエル・パプシャドは述べる。
ファンシーカラーダイヤモンドの平均価格は12ヶ月前より3.9%上昇している。イエローの価格は年間で4.6%上昇し、ピンクは3.9%上昇した。ブルーの上昇は1.8%となった。
年間最高のパフォーマンスを示したカテゴリは、1.5ctのファンシーヴィヴィッドピンクで9.3%上昇、8ctのファンシーイエローで9%上昇となった。一方、パフォーマンスが最も低かったのは8ctのファンシーブルーで1.8%下降、3ctのファンシーブルーは1%下降となった。
「ピンクファンシーカラーダイヤモンドは前年と比較して大きな変化はありませんでした。 しかし、ブルーダイヤモンドは期待したパフォーマンスを発揮しませんでした。これは、おそらく中国市場の制限が原因であり、これは間もなく変化すると思います。」とパプシャドは説明する。
第４四半期にファンシーカラーダイヤモンドインデックスは、前の３ヶ月から1%上昇した。FCRFによると、イエローの価格は1.5%上昇し、どのカラーも低下していないという。ピンクは0.8%上昇し、1.5 カラットのヴィヴィッドがピンクでは最も強く4.6%上昇した。ブルーの価格はこの期間中に0.4％上昇している。
このインデックスは、香港、ニューヨーク、ジュネーブ、テルアビブのイエロー、ピンク、ブルーのファンシーカラーダイヤモンドの価格を調査し反映している。
コメント